裏が傾斜地というロケーションを活かした計画です。南側前面道路がファサードになりますが、プライバシーを守るため開口部は見えません。2階リビングにコートヤードを設け、採光と通風を確保しています。タイル貼りのダイニングキッチンは段差を設けて、リビングとのゾーンを柔らかく分けています。北側傾斜地に石や植栽などを配置し、日光の柔らかい反射と通風を作り、室内は驚くほど開放感と、静けさを取り入れることに成功しました。許容応力度計算による耐震等級3、認定長期優良住宅です。短時間のうちに激震が2回起こった震度7の熊本地震に耐えることを基準とした設計になっています。